性器にできるイボは性病のコンジローマです!

日本の患者数が多いコンジローマ コンジローマは性病の一種となっており、性器とその周辺のイボができることが特徴です。
コンジローマは性行為の経験がある人ならだれでも感染のリスクがあり、主に10代後半~30代の人に多いとされています。

日本でコンジローマの患者数が多い理由として、コンドームの使用率が低いことが挙げられます。
日本におけるコンドームの使用率は42%程度となっており、世界でもかなり低いという結果が出ています。
コンジローマという病名の知名度はあまり高くありませんが、誰にも感染するリスクがあることを知っておきましょう。
また、発症するとなかなか治りませんし、病気の質も悪化してしまうということです。

コンジローマはヒトパピローマウイルスによって引き起こされる感染症です。
皮膚や粘膜にある小さな傷からウイルスが侵入することで引き起こされるということですが、主な感染経路は性行為とその類似行為です。

皮膚や性器が擦れ合う時に小さな傷が付き、そこからウイルスが侵入してしまいます。
外陰部にアトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎などがある場合、感染しやすいと言われているので注意しましょう。
また母子感染のリスクもあり、新生児に感染した場合は命に関わることもあります。
妊娠中の場合は分娩までには完治させることが重要です。

コンジローマはウイルスに感染してもすぐに症状が出てくるわけではありません。
発症するまでの潜伏期間は3週間~8ヵ月となっており、感染から発症まで時間がかかることが特徴です。
その間は自覚症状が無いので感染に気づかず、さらに感染を広げてしまうこともあります。

もともとコンジローマはイボ以外に自覚症状が少ないため、感染に気づきにくい性病と言われています。
特に女性の場合は性器の形状によって気付かない人も多いです。
放置すると症状が悪化し、イボがかなり大きくなることもあるので注意しましょう。

コンジローマの治療法として、手術を行う方法と塗り薬を使う方法があります。
手術を受けても1度の治療では完治せず、複数回の治療が必要になることもあるでしょう。

また、痛みを伴うことや傷跡が残ってしまうこともあるため、ドクターとしっかり相談することが大切です。
ベルセナクリームはコンジローマの治療でよく使用される塗り薬です。
ベルセナクリームをイボに塗ることでウイルスの増殖を抑えることができますし、ウイルスに感染した細胞を消失する働きもあります。

コンジローマに感染すると子宮頸がんになることもある

コンジローマは潜伏期間が長く、イボなどの症状が出てから初めて感染に気付くことも多いです。
この病気はがんに関係するという話を聞いたことのある人もいるでしょう。
コンジローマはヒトパピローマウイルスによって引き起こされるということですが、このウイルスは子宮頚がんの原因として知られています。
しかし、コンジローマを発症すると必ずしも子宮頸がんになっていまうというわけではありません。

一口にヒトパピローマウイルスといっても100種類以上ありますし、良性型と悪性型という2つのタイプに分類されるということです。
コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルスは良性型であることがほとんどです。
そのため子宮頚がんの原因となる悪性型のヒトパピローマウイルスとはタイプが異なります。

しかし、コンジローマを発症した人の中には悪性型のヒトパピローマウイルスが見つかることもあります。
悪性型のヒトパピローマウイルスは進行すると子宮頸がんの原因になってしまいます。
コンジローマの原因となるウイルスと子宮頸がんの原因となるウイルスは異なるものですが、どちらも粘膜に感染することや感染経路などは同じです。
そのため良性型のヒトパピローマウイルスに感染している場合、悪性型のヒトパピローマウイルスにも感染している可能性が高くなるということです。

ほとんどの場合はコンジローマから子宮頸がんに発展することはないと言われています。
しかし、イボが大きくなるなど気になることがあった場合、できるだけ早く病院を受診するのがおすすめです。
子宮頸がんは若い女性が発症すると進行が早く、命に関わるリスクが高まってしまいます。
また、コンジローマの患者も若い世代が多いので注意しましょう。